堺雅人も演じた「南極料理人」がつづる爆笑青春エッセイ

 

南極料理人の悪ガキ読本

西村淳/著

本体1,500円+税
四六判
336ページ
ISBN 978-4-900541-55-9 C0095

映画化されたベストセラー「面白南極料理人」の著者が 悪ガキ時代をセキララに公開!

  • ベストセラーを記録し、映画化もされた新潮文庫『面白南極料理人』(映画「南極料理人」、09年8月全国公開)の著者が、懐かしくも恥ずかしい北海道での青春の日々をセキララにつづった青春エッセイ。
  • 「大笑いしたくなる愉快な青春追憶エッセイ。北海道の昭和30年代の生活や風俗がとても懐かしい」と、作家・佐々木譲さんも絶賛した青春追憶記は、爆笑必至の面白さ。カバーと本文のイラストは、北海道下川町在住の漫画家・はた万次郎さんが担当。ほのぼのとした独特のタッチが、郷愁と笑いを誘います。
  • さらに、南極観測基地と海上保安庁巡視船で鍛えたワザを駆使して生み出した「北海道うまいぞ&ざまみろレシピ」40品も満載! 悪ガキ南極料理人の世界を満喫できる一冊です。


▼「ゲラゲラと大笑いしたくなる愉快な青春追憶エッセイ。北海道の昭和30年代の生活や風俗がとても懐かしい。この人の文章を次々と読んでみたくなりました」─北海道出身の作家・佐々木譲さん


『南極料理人の悪ガキ読本』著者、西村淳さんの処女作『面白南極料理人』が、新潮文庫04年10月に文庫化!作家、佐々木譲さんも激笑!?の『南極料理人の悪ガキ読本』とあわせてご一読ください。

「北海道うまいぞ&ざまみろレシピ」とは?

 

目次

〈第1章…悪ガキと婆ちゃんの三平汁〉
悪ガキ、停園処分を受ける/婆ちゃんと二人で長い夏休み/婆ちゃんの手作りバター/ホェー、牛乳から豆腐ができた/辛味激烈、山ワサビ/激走母豚 地獄の雄叫び/親豚・子豚がプッカプカ/着衣ボロボロ粉塵爆発/賛否両論、赤飯に甘納豆/三平汁の試練/海苔の佃煮

〈第2章…氷点下のフライング的アホ馬鹿思考〉
厳寒の未知の街へ/消しゴムおババと、おーい中村君/婆ちゃんが非常勤インストラクターに/頼もしい我が知恵者/婆ちゃんの伝統食と母の台所革命/雪の城を巡る悪ガキ対決/やかん攻撃、血の道お婆/チキンライスだけ電気釜/婆ちゃん炒飯の逆襲/男湯と女湯の微妙な境い目

〈第3章…妹と冷蔵庫がやってきた〉
線香花火と夜のオホーツク/一人引き網人間トロール/妹と冷蔵庫がやってきた/ボーイスカウトとフルーツ歯磨き/サナダムシとチョコレート/厳寒の牛乳配達大作戦

〈第4章…詰め襟の学生服着て色気づく〉
愛しのみちこさん/薄幸の美少女エヴァンジェリン/真っ赤に燃えた太陽だから/雪スケートでビートルズ/健さんに会えるかも/聖しこの夜にペットを喰った/この魚を誰にまかすべか/友情から生まれたまこと真実/高文連北見地区演劇大会事件

〈第5章…大人になっても気分は悪ガキ〉
初めての独り暮らし/弁当は人生を支配する/夢で逢えたら/漫画党から活字派へ/網走のキンキン/サンマが港に刺さってた/南極でカラシメンタイコ

エピローグ…スローフードがなんぼのもんじゃい

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著者プロフィール

西村淳(にしむら・じゅん)
 昭和27(1952)年、北海道留萌市生まれ。網走南ヶ丘高校卒業後、念願の海上保安庁に入り、巡視船勤務の海上保安官となる。昭和64(1989)年に第30次、平成8(1996)年に第38次南極観測隊員として、それぞれ1年間南極へ赴き、観測隊員の食生活を一手に引き受ける。
 その体験を綴った『面白南極料理人』が、2004年に新潮文庫から発売されるやベストセラーに。その後も、『笑う食卓―面白南極料理人』(2006)、『お料理なんでも相談室―面白南極料理人』(2008)、『身近なもので生き延びろ―知恵と工夫で大災害に勝つ』(2008)、『名人誕生―面白南極料理人』(2009)を次々に発表。
 また、2009年3月に37年間勤務した海上保安庁を自主的に卒業。故郷・北海道を拠点に、執筆・料理・イベントプロデュースなど多方面にわたる活動をスタートさせている。『面白南極料理人』は「南極料理人」のタイトルで映画化され、2009年8月に全国公開。